治療は、目の前にある病気をただ治せば良い、というものではありません。私は、常にどうすればその方がおいしくご飯を食べられるようになるのか、人と楽しく歓談し、より一層豊かで充実した生活を過ごしていただけるようになるのか、ということを念頭に置いています。
ですから、治療の際には、できるだけその方のライフスタイルに合った治療方法のご提案が出来るように努めています。医師である私は、患者様の「困った」を解決するのはもちろんのこと、それ以上の価値を感じて頂けるよう最大限の努力をし、その結果、患者様の笑顔を見ること、それが私たちの喜びであり、仕事のやりがいなのです。 人は、どこかに病気をかかえていると、それがたいしたことはなくても、なんとなく違和感を感じます。逆に体の調子がいいと、何もかもが自然で、特に何も感じません。
治療が終わって、「入れ歯が入っていることを忘れてしまいます」「何でも食べられます」など、私たちの治療を、違和感を感じることなしに受け入れてくださったときは本当にうれしいです。また、白い歯を入れた方に、「お友達から歯が丈夫でいいわね、と言われました」など、審美的に大変ご満足いただいたときなども、本当にがんばってよかったな、と思います。 けれども、一番うれしいのは、はじめ不安げなお顔をされていた方が最後にニコニコされているのを拝見したときです。これはどんなお言葉をいただくより自分の励みになります。 最後に私のプロフィールをご紹介します。
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